生まれたての赤ちゃんが不思議な動きをするんだけど・・
これって大丈夫な動きなの??
初めて赤ちゃんと関わるママさんは、赤ちゃんのいろいろな動きにちょっと心配しちゃったりしますよね。
新生児から見られるこの不思議な動き、原始反射という動きがあります。
これは赤ちゃんの大脳が未熟なために起こる反射であり、刺激に対して、自ら生命を守るための生理的な動きとも言われています。
新生児の原始反射はどんなものがあるのでしょうか、またいつ頃終わるのか見てみましょう!
モロー反射ってどんなもの?画像付きで見てみよう!
新生児の代表的な動きでもあり、ほとんど知っている方が多いのではないでしょうか。
画像のように手足を動かしたり、大きな音がすると反射的に手足を伸ばし、抱きしめるような動きをします。
特に2~3ヶ月が一番動きが激しくなります!
終わる時期
・3~4ヶ月ごろまで
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
口に入った物を吸おうとする動作です。
赤ちゃんの吸啜(きゅうてつ)は波のように舌を動かして、おっぱいやミルクを飲みます。
この舌の動きができるのは赤ちゃんのうちだけで、大人になると哺乳瓶が吸えないのはこの吸啜(きゅうてつ)がなくなるからと言われています。
赤ちゃんだからこそ、乳首を上手く吸えるんだね。
終わる時期
・9~10ヶ月ごろまで(個人差あり)
長ければ1歳ぐらいまで
探索反射(たんさくはんしゃ)
口や頬の周りを手で触れると、そちらに顔を向けて口をあけながら探す動作をします。
指で口回りを
ちょんちょんとすると・・・
このように口をあけて
おっぱいを探すような動作をします!
終わる時期
・4ヶ月ごろまで
バビンスキー反射
赤ちゃんの足の裏を指でなぞると足の指を広げたり、縮めたりします。
指で足の裏を何度か上に摩ると
このように!赤ちゃんの足がぎゅ~っと縮まります!
終わる時期
・3~4か月ごろまで
把握反射(はあくはんしゃ)
手のひらに触ると、触ったものを握る動作
このように赤ちゃんの手の中に指をいれると
ぎゅーっと無意識に握ります。
4ヶ月ごろになると反射ではなく、自らの意思で握るようになります。
終わる時期
・4ヶ月ごろまで
非対称性頸反射(フェンシング姿勢)
顔を右に向けると、顔の向いた方向の手足は伸び、反対側の手足は曲がっている姿勢。
フェンシングのような姿勢に見えるため、フェンシング姿勢とも言われてます。
終わる時期
・5ヶ月ごろまで
新生児微笑み
寝ているときに微笑みを浮かべる動作
この表情にまだ感情は備わっていません。生理的微笑とも言われています。
終わる時期
・新生児と言われているところから新生児の時のみで、1ヶ月ごろには見られなくなります。
まとめ
一覧で見ていくと、大体が4か月ごろには終わるようですね。
これは、大脳が発達していくと同時に消失していくものなので、これらの動きは一時的なものです。
終わりの時期がすぎても1ヶ月ぐらいは様子を見ても大丈夫でしょう。
終わる時期から2ヶ月以上経ってもなかなかこの動きが終わらない・・・と感じたら病院などで相談してみましょう。
この動きも、小さい時にしか見られないとても貴重な時期です。
赤ちゃんは生まれてからも一生懸命生きようとしているんですよね。
本当赤ちゃんってすごい!
以上新生児の原始反射のまとめでした。