育児の基本

【赤ちゃんの肌荒れ】元保育士が原因と対策をわかりやすく解説!

赤ちゃんの肌って、すべすべで気持ちいいですよね。でも、ちょっとしたことで赤みやカサカサ、ブツブツが出てしまうことも。特に初めての子育てでは、「これって大丈夫?」「どうケアすればいいの?」と不安になることも多いはずです。

そこで今回は、赤ちゃんの肌荒れの原因や対策、肌を守るためのケア方法 をわかりやすくまとめました。離乳食前の赤ちゃんでもできる肌荒れ対策や、アレルギー予防についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!


1. 赤ちゃんの肌荒れの主な原因って?

赤ちゃんの肌は大人よりも 薄く、水分が蒸発しやすいため、ちょっとしたことで肌トラブルが起きやすいんです。特に多い肌荒れの原因をチェックしてみましょう!

乳児湿疹(にゅうじしっしん)

こんな症状が出たら乳児湿疹かも!

  • 頬や額、頭皮に赤いブツブツ
  • 皮脂が多い部分に湿疹ができる
  • かゆみが出ることも

原因

  • 皮脂の分泌が多いため
  • 汗やよだれ、ホコリなどの刺激

対策

  • 1日1回ぬるま湯(37〜38℃)で洗う(ゴシゴシしない!)
  • 低刺激のベビー石鹸で優しく洗う
  • お風呂後はすぐに保湿する

乾燥による肌荒れ

こんな症状が出たら乾燥肌かも!

  • カサカサして粉をふく
  • 赤みやひび割れがある

原因

  • 冬の乾燥した空気
  • 汗をかいた後のケア不足
  • 洗いすぎや石鹸の使いすぎ

対策

  • ローション+クリームの2段階保湿 でしっとり肌に!
  • 室内の湿度を50〜60%に保つ
  • 服は綿100%のやわらかい素材を選ぶ

アトピー性皮膚炎

こんな症状が出たらアトピーかも!

  • かゆみを伴う湿疹が繰り返し出る
  • ひじの内側、ひざの裏、首などに出やすい

原因

  • アレルギー体質の影響
  • ダニ・ホコリ・食べこぼしなどの刺激

対策

  • 小児科や皮膚科を受診する
  • 保湿をしっかり行う(特に入浴後)
  • こまめに掃除をしてダニ・ホコリを減らす

2. 離乳食前の赤ちゃんにできる肌荒れ対策

生後5〜6ヶ月までの赤ちゃんは、食べ物の影響は少ないですが、それでも肌を守るためにできることはたくさんあります!

スキンケアを徹底しよう!

  • 毎日朝とお風呂上がりの2回保湿
  • ローション+クリームの組み合わせがベスト!
  • 石鹸は低刺激・無添加のものを選ぶ

環境を整えよう!

  • 部屋の湿度を50〜60%にキープ
  • 汗をかいたらこまめに拭く
  • よだれかぶれはガーゼ+ワセリンで対策

衣類や寝具にも気をつけて!

  • 綿100%のやわらかい服を選ぶ
  • 洗剤は無添加・無香料のものを使う
  • 寝具はこまめに洗って清潔に

3. 食物アレルギーのリスクを減らすためにできること

最近の研究では、肌のバリア機能が低下すると食物アレルギーのリスクが高まる ことがわかっています。肌荒れを予防することで、アレルギーリスクを減らせるんです!

皮膚のバリア機能を守る!

  • 肌荒れを放置せず、こまめに保湿
  • 湿疹がひどい場合は早めに受診
  • ワセリンなどのバリアクリームで肌を守る

離乳食前のスキンケアがカギ!

  • 肌の状態が整った状態で離乳食を始めるとアレルギーリスクが減る!

おすすめの保湿剤&市販薬

おすすめの保湿剤

赤ちゃんの肌荒れには 保湿剤がとても大事! 選び方のポイントを紹介します。

  • ローション(さらっと保湿) → 例: ベビーローション、ヒルドイドローション(医師処方)
  • クリーム(しっとりバリア) → 例: ベビークリーム、ワセリン
  • 軟膏(炎症があるとき) → 例: ステロイド軟膏(医師処方)、市販の低刺激保湿剤

5. 赤ちゃんが痒がるときの対処法

赤ちゃんがかゆくて掻いてしまうと、肌荒れが悪化することも…。

かゆみを抑える方法

  • 爪を短く切る&ミトンをつける
  • 冷やしたガーゼで優しく冷やす
  • 皮膚科でかゆみ止めを処方してもらう

6. 赤ちゃんの肌荒れがひどいときは何科を受診すればいい?

赤ちゃんの肌荒れがひどい場合は、小児科または皮膚科を受診しましょう。 迷ったときは、まずは小児科を受診し、必要があれば皮膚科を紹介してもらうのが安心です。

受診の目安

  • 湿疹が長引いている(1週間以上改善しない)
  • かゆみがひどく、赤ちゃんが掻きむしってしまう
  • ジュクジュクした湿疹やかさぶたができている
  • 市販の保湿剤を使っても改善しない
  • 発熱や機嫌が悪いなど、他の症状もある

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、気になることがあれば早めに受診するのがおすすめです!


まとめ

赤ちゃんの肌荒れは 乳児湿疹・乾燥・アトピー性皮膚炎 など、さまざまな原因で起こります。特に 適切なスキンケアと環境づくり が大切!

また、肌荒れを放置すると 食物アレルギーのリスクが高まる ため、しっかり保湿して肌のバリア機能を守りましょう。