発達育児の基本

新生児(生後1ヶ月)の赤ちゃんの成長と発達

赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます!
生後1ヶ月の赤ちゃんは、毎日少しずつ成長しながら、新しい世界に慣れようと頑張っています。初めての育児を迎えたママやパパは、「お世話はどうすればいいの?」「赤ちゃんの成長はこのペースで大丈夫?」といった不安を感じることも多いと思います。

この記事では、生後1ヶ月の赤ちゃんの成長の特徴やお世話のコツ、日々の悩みを少しでも軽くするためのアドバイスをお届けします。

1ヶ月の赤ちゃんの成長はどんなもの??

新生児の赤ちゃんの生活は、ほとんどが「寝る・飲む・泣く」の繰り返しです。

1ヶ月の赤ちゃんの体の発達

首の力: うつぶせにすると少しだけ頭を持ち上げられるようになってきます。首がしっかり安定するまでは、大人が優しく支えてあげてくださいね。

目の成長: 近く(20〜30cm)のものを見つめられるようになり、特に大人の顔をじっと見るのが好きです。

音への反応: 音や声に反応し、安心したり泣いたりします。お母さんやお父さんの声には特に敏感です。

肌と髪の変化: 肌がデリケートで湿疹が出ることもあります。髪の毛も抜けたり新しく生えたりします。

おしっこやうんち: 頻繁におしっこをし、1日に数回のうんちをします。

モロー反射などの、生まれから原始反射という動きがあります。原始反射は別の記事に乗せているのでそちらをぜひ見てくださいね↓↓

【新生児の原始反射】どんな動き?いつごろ終わる?
新生児期から見られる不思議な動き。これは原始反射と言われています。この不思議な動きはなんていう名前なの?終わる時期はあるの?画像付きで解説していきます!
  • 1ヶ月の赤ちゃんの平均体重と身長
  女の子 男の子
身長 44cm〜53cm 44cm〜53cm
体重 2kg〜3.5kg 2kg〜3.7kg

 

出生時より約500g〜1kg増えていきます。体重がしっかり増えていれば、赤ちゃんは順調に成長している証拠です。

コミュニケーションの発達

  • 泣くことで自分の要求を伝える(空腹、おむつの交換、眠さなど)。

生後1か月の赤ちゃんは、泣くことで自分の要求を伝えようとします。泣き方や表情から「何を伝えようとしているのかな?」と感じ取りやすくなり、毎日のやり取りで自然と赤ちゃんのサインを理解できるようになってきます。

ミルク、母乳の量と回数

1日のミルクの時間と回数と量

  ミルク 母乳
一回の授乳量 80~120ml ※それぞれ
時間の間隔 3時間おき 1時間~3時間おき
1日の回数  6~7回 7~12回

※母乳は赤ちゃんが飲みたいだけ与えるのが基本で、量の目安はあまり決まっていません。一般的には、授乳時間の間隔が短いほど赤ちゃんは頻繁に飲みます。

成長するにつれて、飲む量や授乳の間隔も少しずつ変わっていくことがあります。赤ちゃんに合わせて、授乳のタイミングや量を調整してあげましょう!

一日の睡眠時間

一日の合計睡眠時間: 約14~17時間

  • 1回の睡眠の長さ: 赤ちゃんの睡眠は断続的で、1回の睡眠が2~4時間程度です。昼夜を問わず、赤ちゃんが小刻みに寝たり起きたりするためです。
  • 昼と夜の睡眠: 昼夜の区別がまだついていないため、昼寝も含めて一日の中で何度も寝たり起きたりを繰り返します。昼間の睡眠時間は4~6時間程度、夜間の睡眠時間は10~11時間程度が一般的です。

生後1か月の赤ちゃんの睡眠時のポイント

眠りの質を高めるための工夫: 赤ちゃんが快適に眠れるように、静かな環境や適切な室温を保つようにしましょう。また、昼間はしっかり明るくして、夜は暗く静かな環境を作ることで、昼夜の区別を少しずつつけるようにしていくとよいでしょう。

夜間の授乳: 生後1ヶ月の赤ちゃんは、夜間でも数時間ごとに起きて授乳をすることが多いです。お腹が空いたり、おむつが濡れていることで起きることがほとんどです。

新米ママ
新米ママ

赤ちゃんの睡眠が小刻みなので、一番ママが寝不足になりやすいよ。

赤ちゃんが寝ている間に一緒に寝るようにしたり、誰かに頼りながら睡眠を確保しよう!

新生児期に気を付けたいこと4選

新生児期はとても繊細な時期です。お世話の際に気を付けるポイントを4つ紹介します。

  • 首をサポートする: 首がまだぐらぐらしているため、赤ちゃんを抱くときは横抱きを意識しましょう。首や頭をしっかり支えることが大切です。
  • 温度管理に気を付ける: 新生児は体温調節が未熟なので、あたためすぎや冷やしすぎに注意しましょう。室温や衣類の調整が大切です。
  • ゲップをさせる: ミルクを飲んだ後にゲップをさせると、吐き戻しを防ぐことができます。特に新生児は胃の形が細長く、消化機能もまだ発達していないため、吐きやすいです。
  • 外出は控えめに: 免疫力がまだ弱い新生児期は、できるだけ外出を控え、家庭でゆっくり過ごすのがおすすめです。

お母さんは体をとにかく休めよう

新生児期のお世話は、赤ちゃんが寝ているだけに見えても、実はお母さんにとってはとても大変な時期です。睡眠が小刻みで、授乳やおむつ替えが頻繁なため、どうしてもお母さん自身が寝不足になりがちです。

特に初めて育児をする方は、赤ちゃんが寝ていても心配で自分が眠れないことも多いと思います。しかし、一番大事なのはお母さんの体。無理をせず、赤ちゃんが寝ている間に少しでも自分の体を休めることを意識してくださいね。家族やパートナー、ケアサポートをうまく活用して、自分を大切にする時間を作っていきましょう。

まとめ

1ヶ月の赤ちゃんは日々成長し、新しいことを学んでいます。初めての育児は不安も多いかもしれませんが、赤ちゃんとの時間を楽しみながら、少しずつ慣れていきましょう。困ったことや悩みがあれば、遠慮せずに周囲に相談してくださいね。